2023年8月、せんがわ劇場にて。
開演前の静けさ。
ステージ上の装花は、当日活けた。
「いけばなとヘアメイク」というタイトルで、この度、せんがわ劇場
にてイベントを開催。
花いけ師山田双也と、ヘアメイクアーティストSHINGO☆との
初コラボレーション!
お互いが今まで違う世界で培ってきた、それぞれの「美」の融合。
今回は、女性のモデルさんが4人、5人目のモデルさんには、
日本舞踊宮田流家元宮田大煇氏(みやたはるき)にお願い。
ヘッドピースは、ヘアメイクアーティストSHINGO☆により歴代の
草月流家元をイメージして制作されたもの。
上は、初代家元勅使河原蒼風氏を彷彿とさせるゴツゴツとした流木を
イメージしたヘッドピース。
花材には、初代作品の中で私が特に印象に残ったアンスリウムをメインに使用。
☝こちらは、「マダムバタフライ」との異名を持つ、二代目霞家元をイメージし蝶々をモチーフとした女性らしいヘッドピース🦋
生前はミニアチュールの作品がお好きだったとお聞きしたので、
ヘッドピース内部には全く見えないがアンティークビーズが散りばめられた小瓶に、飾りを邪魔しないよう小さく花を活けた。
左は3代目勅使河原宏氏が得意とした竹と、生前彼が手掛けた花器を
モチーフにした無骨な形状。
初代から四代目までのヘッドピースは全てSHINGO☆が手掛けたもの。
興味津々なお子様たちは、ステージ際にかぶり付き不思議顔でガン見w
こちらは現在の四代目家元、勅使川原茜氏をイメージした、月と鉄をモチーフにしたヘッドピース🌙
四代目の花材には、茜家元の代名詞であるグロリオサを主役に✨
5人目は唯一の男性モデル、日本舞踊宮田流家元宮田大煇氏。
ステージ登場の際には、贅沢にも舞を披露していただいた。
こちらは、今回唯一私が手掛けたオリジナルヘッドピース。
お盆などに使う「おがら」を着色したモノ。
とても軽いので頭の上に乗せるにはもってこい。
私の大好きな「直線と曲線の美」をイメージした。
私のヘッドピースは口元に花を活けるスタイル。
今見返してみると、完成後、まさかの思いもよらぬ彼のキレのある舞に頭飾りが崩れなかったのが幸い💦
口元のカラーがブルンブルンしとる(;^_^A
後頭部のニューサイランも危なっかしい😨
ちゃんと固定できてて良かった~😅
5人のモデルさん勢ぞろい✨
改めて、今回SHINGO☆が手掛けた4つのヘッドピースは、歴代家元をイメージしたモノとなっている。
そしてそれに伴い私が選んだ花材も、私なりにそれぞれの家元の作風から印象強かったものを使用した。
連日、青山一丁目にある草月会館の資料室にこもり、資料室長の方に丁寧にご説明をしていただき私なりに厳選した花材である。
初めてのイベントでしたが、ステージ上では不思議と緊張すること
なく、とても楽しく活ける事が出来ました🤩
照明の光を真正面から受けるため、会場のお客様のお顔はあまり気にならず作品造りに集中出来ました💦
今回のイベントはたくさんの方のおかげで成立したものです。
携わってくださった多くのスタッフの方々や関係者の皆様の多大なるご協力を心より感謝申し上げます。
ご来場してくださった皆様、楽しんでいただけましたでしょうか。
この度はお越しいただき、本当にありがとうございました!!!
またいつかお会いできる日が来ることを祈りつつ😉✨
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高田馬場駅から徒歩三分の場所にていけばな教室を開講しております。
ご興味がおありの方はお気軽にご連絡ください。